逮捕歴のある有名人との「ツーショット写真」も趣味
この女性を直撃インタビューした記事が、すでにミリオン出版の2013年4月発売の雑誌に掲載されていた。押尾、酒井、木嶋の各裁判でコメントしていたのはやはりこの女性だったようだ。
記事では、自分の名前も明らかにしている。芸能人の裁判傍聴だけでなく、逮捕歴のある有名人との「ツーショット写真」を撮る趣味も紹介されていた。掲載されていた写真は酒井さんのほか、複数回の逮捕で服役中の田代まさし受刑者、かつてオウム真理教に所属し、現在は宗教団体代表を務める上祐史浩氏と一緒のもの。酒井さんとは「ファンの者ですが昔から好きでした」と頼むと、サングラスを外して一緒に写真を撮らせてくれたというエピソードを披露。また上祐氏の場合はトークライブに足を運び、以前聞いたオモシロ話を雑談に交えながら撮影を頼んだそうだ。
ほかにも、トム・クルーズやマイケル・ジャクソン、レディー・ガガといった大物セレブが来日した際にもツーショットをゲットしている。国内海外問わず、有名人好きなのは間違いない。
よく似た女性が、2010年のサッカーワールドカップ・南アフリカ大会にも姿を見せている。
時事通信は2010年6月29日、現地ルポとして、決勝トーナメントの日本―パラグアイの試合が行われるスタジアムの「決戦前」の様子を伝えた。ここで登場したのが、「サムライブルー」のユニホームを身にまとい、ブブゼラを吹く眼鏡姿の女性。ルックスは同一人物と言えそうだが、名乗っている名前は、雑誌に登場した時とは名字が異なる。しかし、下の名前の読み方は同じだ。ネットでは、同一人物とみる向きが多い。
裁判所や警察署はじめ、「お騒がせ有名人」が現れる場所に頻繁にやってくるこの女性。メディア側もいつしか顔を覚えているに違いない。バタつく現場でも「この人ならすぐコメントをくれる」とわかっているので、ついマイクを向けるということなのだろう。