イチロー「トレード話」、まだ終わらない 打率3割近く「何でもできる選手」には魅力がある

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   イチローのトレードが進められていた…。ヤンキースの機密情報が流れ、米球界は大騒ぎになっている。

   FBIが捜査に乗り出したというから、まさに一大事だ。

「5番目の外野手」扱いだったが・・・

   このショッキングなニュースを米国メディアが報じたのは2014年6月末のこと。ヤンキースがアストロズにトレードを画策していた、という内容だ。漏れたのは、アストロズのデータベースから。

「ヤンキースのGM補佐からアストロズに話があった」

   今シーズンの開幕前の出来事のようだが、その中身は生々しい。

   イチローの今季の年俸は650万ドル(約6億5600万円)で、トレードに応じてくれればヤンキースが450万ドル(約4億5400万円)を負担するというものだ。

   つまり、ヤンキースのフロントはイチローを今季の戦力に入れていなかったわけで、現在もピンストライプのユニホームを着ているのは、放出は交換選手などで不調に終わったからである。

   このところヤンキースは連敗するなど安定感がない。田中、黒田の日本人投手が崩壊寸前の投手陣を支えている状態。攻撃陣も故障者が相次ぎ、イチローの出場で持ちこたえているのが実情だ。

   今年のイチローは「5番目の外野手」の扱いで、開幕して先発出場はほとんどなかった。ベンチで出番を待ち、試合の後半に代打、代走、守備固めなどで出場。それでも打率3割をマークして存在感を示していた。

   データ流出は社会問題だが、その中身は大リーグにとって痛手である。

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