笑顔で「本格復帰」のAKB入山さん 主演映画あいさつで「ボケ」をかます

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   AKB48の入山杏奈さん(18)が初めて主演した映画「青鬼」の舞台あいさつが2014年7月6日、東京・渋谷の映画館で行われ、入山さんが観客約150人の前で笑顔を見せた。

   5月25日に岩手県滝沢市で行われた握手会での傷害事件以降、入山さんは静養を続けてきたが、本格的に復帰した形だ。7月5日にAKB48グループの握手会が再開されたことについては、特段コメントしなかった。

「そうですね~、この『年の瀬』という忙しい時期に…」

初主演映画の舞台あいさつで笑顔を見せるAKB48の入山杏奈さん。観客からは「あんにーん!かわいいよー!」などと声援が飛んでいた
初主演映画の舞台あいさつで笑顔を見せるAKB48の入山杏奈さん。観客からは「あんにーん!かわいいよー!」などと声援が飛んでいた

   入山さんは6月30日にAKB48劇場で行われた公演前に短くあいさつしたが、公演そのものには出演していなかった。今回の舞台あいさつで本格的に仕事に復帰した形だ。

   約150人の観客に対して約20人が警備するという体制の中、入山さんはピンクのワンピース姿で、右手にはギプスをはめて登場。観客からは、

「あんにーん!かわいいよー!」

などと黄色い声が飛んだ。

 

   入山さんは冒頭、満面の笑顔で

「今日はですね~、この(映画出演)メンバーと一緒に、この場所に来ることができて、とてもうれしく思っています。えっとですね~、そうですね~、この『年の瀬』という忙しい時期に…」

とボケてみせ、共演した須賀健太さん(19)が突っ込もうとして「オイオイオイ、全然これから上半期…!」と「上半期」と「下半期」を言い間違え、さらに観客の笑いを誘った。

41日ぶりに再開された握手会には言及せず

   「青鬼」はホラーゲームを実写映画化した作品で、化け物が出現すると噂される洋館「ジェイルハウス」を舞台に物語が展開する。事件前の14年2月下旬に撮影された。7月5日からヒューマントラストシネマ渋谷など全国9館で上映が始まっている。初日は延べ20回上映され、すべて満員を記録。ニコニコ生放送での有料配信も、累計で約7000人が視聴したという。

   入山さんはAKB48について

「メンバーも何人か見に来てくれたりして、『本当、よかったよ』なんて声をもらったりしてます」

   と言及したが、同日に大幅に警備を強化した上で41日ぶりに再開した握手会については触れなかった。負傷した入山さんと川栄李奈さん(19)は、7月5日の握手会は静養を理由に欠席している。握手会は拘束時間が長いため、入山さんの体調を考慮して拘束時間の短い主演映画の舞台あいさつを本格復帰の場に選んだようだ。

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