米国株式市場は2014年7月3日、ダウ工業株30種平均が3日続伸し、過去最高値を更新した。終値は前日比92ドル02セント(0.5%)高の1万7068ドル26セントと、節目の1万7000ドルを初めて上回った。
この日朝に発表された6月の米雇用統計が市場予想を上回る改善を示したことで、投資家心理が強気に傾き、一般産業や金融、個人消費関連をはじめ、幅広い銘柄に買い注文が集まった。
雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月から28万8000人増え、増加幅は予想(約21万人増)を大きく上回った。失業率も前月から低下。米雇用の回復基調が強まっているとの見方が広がった。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約5億4000万株(速報値)、ナスダック市場は約9億8000万株(同)だった。
なお、3日は独立記念日の前日で、米株式市場は午後1時までの短縮取引だった。