拉致調査は「かつてない体制」 「生存者『ゼロ回答』あり得ない」の見方強まる

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生存者リスト提出の報道には「そこはあり得ないという風に考えている」

   当然、今後焦点になるのは「何人戻ってくるか」で、早くも情報が錯そうしている。7月3日の日経新聞朝刊は1面トップで「北朝鮮、生存者リスト提示」「拉致被害者ら『2桁』」の見出しを掲げた。

   この報道を、菅氏は

「まったく報告を受けておりませんし、そこはあり得ないという風に考えている」

と完全否定し、

「何らかの情報、示唆のようなものは北朝鮮側からなかったのか」

という問いにも、

「それがあったとはまったく聞いていない。そういう段階ではなくて、これからどういう形で調査をスタートしていくかということが主眼で(調査委員会が)始まっており、現在『何人』といったことは全く話に出ていない」

と話した。

   北朝鮮の国営朝鮮中央通信も7月3日、交渉内容を

「日本側は、対朝鮮制裁解除の内容と手続進行状況などについて詳細に通報した。朝鮮側は、『特別調査委員会』の権能と構成体系、運営方法、調査形式と方法などを通報した。双方は、外交ルートを通じて連携を持ちながら、今後必要な措置を取ることにした」

と報じている。

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