AKB48を2014年6月9日に卒業したばかりの大島優子さん(25)が7月1日、ソロとして初めてイベントに登場した。
新たな芸能生活の船出となったが、出席した報道陣の一部からは違和感を覚える声も上がっている。配布された資料の大島さんのプロフィール欄に、「AKB」の文字が書かれていなかったのだ。
「女優」の肩書きに、映画やドラマの出演作が並ぶ
大島さんはヤマハ発動機が14年9月に発売する三輪バイク「TRICITY(トリシティ) MW125」のCMに、AKB卒業後初めて単独で起用された。
その記者発表会の場で、報道陣に配布された資料に記載された大島さんのプロフィールは以下の通りだ。
「大島優子(おおしま ゆうこ)1988年10月17日生まれ。25歳。女優。主な出演作に、映画『紙の月』(2014年11月15日公開予定)、劇場版『SPEC~結~漸ノ篇/爻ノ篇』、『闇金ウシジマくん』、ドラマ『安堂ロイド~AI knows LOVE?』、『神様のベレー帽』、『カエルの王女さま』、『私が恋愛できない理由』など」
このプロフィールについて、7月3日付の東京スポーツが「在籍したAKB48に関する記述は一行も書かれていなかった」と指摘した。
発表会にはJ-CASTニュースの記者も出席していたが、「確かにAKBの名前がないのは不思議な感じがした。過去の肩書きを捨てたいのかと思ってしまう」と首をかしげた。
前田敦子プロフィールには「2005年~AKB48チームA」
大島さんは「AKBだった過去」から早く脱却したいのか、アイドルグループにいたことをあまり主張したくないのか、と思ってしまうが、卒業時期の大島さんのコメントからは確かな「AKB愛」が読み取れる。
卒業公演の最後のあいさつでは、
「劇場のこの空間がAKB48の大島優子が生まれた原点です。ここから出発できて本当によかった(中略)ここで8年培ってきたものを生かして、足元を見て頑張っていこうと思います。ファンの皆さん、今後もAKB48、大島優子、卒業生の応援をよろしくお願いします。AKB48は私の宝物です」
と語っていた。
また、卒業公演直後の囲み取材でも「AKB48出身というのは、私の中で今後ずっとあるもの」と明言していた。
ちなみに大島さんと人気を二分し、12年8月にAKBを卒業した前田敦子さん(22)が13年9月に出席した、不二家の新商品・TVCM発表会の案内では、プロフィールで名前、生年、出身地の次に「2005年~『AKB48』チームAのメンバーとして活躍。12年卒業」との記述があった。