「からくりTV」がTOKIOに惨敗で打ち切りへ とうとう出てきた「お笑い怪獣」明石家さんま限界説

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   22年続いたTBSの看板番組「さんまのスーパーからくりTV」が2014年9月いっぱいで打ち切りになると複数のスポーツ紙が報じた。

   視聴率の低迷と、明石家さんまさん(59)の高すぎるギャラが原因とされる。さらにネットでは、かつて「からくりTV」に出演し、ライバル宣言したTOKIOの裏番組「ザ!鉄腕!DASH!!」に惨敗したからだとか、還暦を目前にしたさんまさんは輝きを失ってしまい、視聴率が稼げなくなったから、という限界説を唱える人も出ている。

日曜午後7時は「DASH!!」の一人勝ち

   東京スポーツなどによると、90年代後半から2000年代前半まで視聴率が20%あった「からくりTV」だが、98年にTOKIOの日本テレビ系「DASH!!」が裏番組で始まると視聴率が徐々に落ち込み、近年では6~7%と苦戦するようになった。日曜午後7時からの放送は「DASH!!」の一人勝ちで、「からくりTV」は最下位争いをしている、と書いている。

   さんまさんに打ち切りが伝えられたのは14年6月で、「『老い』を指摘する声はあってもヤル気マンマン」のさんまさんは「なんでやねん!!」と激怒したのだという。「俺の番組は打ち切られたことがない。終わったのは自分で辞めたから」という言葉が有名なさんまさんだが、とうとうその言葉は使えなくなったようだ。

   TOKIOといえば1998年2月26日に「からくりTV」降板と「DASH!!」がその裏番組に進出することを発表した。メンバーの長瀬智也さんはその時、記者会見で、

「さんまさんと、もうちょっと一緒に仕事したかった。いいライバルとしてお互い切磋琢磨できるように頑張りたい」

と話していたが、現在は視聴率が20%近い日曜の看板番組に成長した。

   東スポはTOKIOに惨敗した理由として、「番組スタッフの企画不足」によるマンネリ化を挙げている。かつてはお年寄りがクイズに答える「ご長寿早押しクイズ」や、酔ったサラリーマンが公衆電話から知人に電話する「サラリーマン早調べクイズ」、セイン・カミュさんが英語で話しかける「ファニエスト外語学院・日本語学科」などの人気企画があったが、現在はこういったものは見当たらない。さんまさんの人気は変わらず、フジテレビ系「ホンマでっか!?TV」などは好調だから、TBSは「からくりTV」の後番組で苦労するかもしれない、と書いている。

「ここ数年は完全にネタ切れ」の声

   ネットでは「からくりTV」の打ち切りについて、昔は見ていたが、今は見ていないし、視聴率が取れなくなったのだから当然だ、という声が多い。TOKIOがレギュラーを外れてから面白くなくなったとか、「ここ数年は完全にネタ切れ状態だった」と感想を述べる人もいる。

   そうした中で、「さんまは60近くなって賞味期限切れ」という、企画面だけでなく、さんまさんへの批判の声も少なくない。

「さんまの番組って、ゲストがいかにさんまを楽しませるか、みたいな感じになってるからなあ」
「面白い司会者だろうけど一般社会で例えたら、年寄り上司に付き合って笑ってあげなきゃ、って空気がテレビから伝わって痛々しい」

などといった意見も散見され、「さんまの価値が急落」「もう引退すればいいのに」といったように、全盛期を過ぎたことが「からくりTV」の打ち切りで明らかになった、と考えている人もいる。

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