女性の顔にはさまざまなトレンドがある。最近では困ったような表情を演出する「困り眉」、上くちびるを下くちびるにかぶせる「カッパ口」が流行し、話題になった。
2014年の流行は、「病弱フェイス」というものらしい。一見するとかわいくなさそうな字面だが、一体どんな顔を指すのか?
外国の白人少女がイメージ
「病弱フェイス」はその名の通り、「血色を感じない、病的なまでに白い肌」をメイクで再現するのが特徴だ。
ファッション誌「Ranzuki」14年4月号では「色素うすい系メイク」として特集された。「外国の白人少女がイメージ」だそうで、赤系のアイシャドウや茶色のアイライン、カラーコンタクトを使った「異国風な赤系、ブラウンの目元」に、肌の赤みが気になる人向けの緑系下地をあえて使うことによって「ひんやり透明肌」を演出。そして「感情のよめない、存在感のない平行ぎみ眉」、指先で軽く色づける程度の「さりげないチーク&リップ」で「病弱フェイス」が完成するらしい。
代表格は、ファッション誌のモデルとしても活躍するアイドルグループ「乃木坂46」の白石麻衣さん(21)で、Ranzukiには女子高生の意見として「お人形みたいでとにかくあこがれ!」と紹介されている。
男性からは不評「元気なほうがいい」「夜道で会いたくない」
白石さんがモデルとして登場するファッション誌「LARME」14年7月号を見ても、女性モデルの多くが真っ白な肌色に平行の眉、目には茶色のカラーコンタクトを入れた「病弱フェイス」だ。表情もあえて無表情を装っている写真が多く、本当に人形のように見える。
ネット上では、主に女性から「病弱フェイスすんごいかわいいんだけど」「病弱フェイスなりたい。透明感欲しい」「病弱フェイスはまじでかわいい私も憧れる」など、絶賛の声が上がっている。
しかし男性からは冷めた声が多い。20代男性数人に「病弱フェイス」を見せて感想を聞いたところ、
「病弱?ただ肌が白すぎるだけに見える…」
「生気を感じない。もっと元気そうなほうがかわいい」
「夜道で出くわしたくない」
など散々なコメントが寄せられた。