鳩山氏、国会議員の「投資による所得」の9割を占める
国会議員の所得は、東日本大震災の復興財源の確保などを目的とした歳費カットで、給与所得が年々減るなか、有価証券や土地の譲渡、配当や利子などの「投資による所得」は平均で493万円、12年と比べて396万円増えている。
「アベノミクス」相場は、どの国会議員の懐を少なからず潤していたことになる。
とはいえ、「投資による所得」の合計は32億円で、鳩山邦夫氏ひとりでその9割を占める計算だ。そもそも、保有している株数(投資している金額)がケタ違いなのだ。
一方、東京・文京区の高級住宅街に2000坪の広さをもつ「音羽御殿」こと、鳩山会館は、兄の鳩山由紀夫元首相が相続していたことがわかった。都内の一等地ゆえ、土地だけの評価額は50億円ともされるが、固定資産税や管理などで年間1億円近くの維持費がかかるそうだ。
鳩山会館は1996年から一般公開を開始。入館料(一般500円)を徴求しているが、それでは賄えない。朝日新聞によると、鳩山邦夫氏は維持の負担のために政治活動に支障をきたすことを懸念し、鳩山会館は由紀夫氏が引き継いだという。