居酒屋チェーン大手「ワタミ」の創業者で、参議院議員の渡邉美樹氏は、上場以来初の最終赤字に転落したワタミの2014年3月期の業績について、「『ブラック企業』との風評が広まり、居酒屋の客足だけでなく介護や食事宅配サービスの売り上げにも影響した」と述べ、株主らに陳謝した。ワタミは6月29日に株主総会を開催。渡辺氏は総会後の「創業30年記念講演」に登壇した。
渡邉氏は、「ブラック批判」のきっかけとなった6年前の新入社員の自殺について「事業規模が大きくなり、従業員一人ひとりに目が届きにくくなっていた」などと説明。「私が一生背負う十字架だ」と反省の弁を述べた。