開催中のサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会では、日本語のタトゥーを入れてピッチに立っている外国人選手がたくさんいる。家族や自分の名前、好きな言葉などだが、中には日本のネットユーザーを仰天させるものもある。
W杯ブラジル大会出場選手の「日本語タトゥー」で一番オーソドックスなのが「家族」や「自分の名前」を彫るパターンだ。イタリア代表のアントニオ・カッサーノ選手は、「アントニオ」を漢字に当て字にして、腕に「安東尼奥」と刻んでいる。
「信任」彫っても追放処分の憂き目
ベルギー代表のエデン・アザール選手は、脇腹にカタカナで「ジャンニス」と彫っているが、これは長男(Yanisくん)を日本語読みしたものだという。
次に好きな言葉を彫るパターン。ギリシャのテオファニス・ゲカス選手は、腕に「寒冷殺人魔」と彫っている。これは「Cool Killer」を漢字で表したものだというが、日本人からすると少し違和感がある。あえて訳すならば「冷酷な殺し屋」といったところか。
スペイン代表のセルヒオ・ラモス選手は、左耳の後ろに「狼」一文字とシンプルだ。アルゼンチン代表のフェルナンド・ガゴ選手もまた、ラモス選手と同じ位置に「止」の文字がある。一方で、腕に「丹尼宗」と彫っているコロンビア代表のフレディ・グアリン選手のように、その意味どころか読み方すら不明なものもある。ひょっとすると日本語でないかもしれない。
ガーナ代表のケヴィン・プリンス・ボアテング選手は、脇腹に「家族 健康 愛 成功 信任」の文字を入れている。代表に選ばれるには監督からの「信任」が必要だと、身をもって説明しているが、皮肉なことにボアテング選手は2014年6月26日、練習中に監督への侮辱行為があったとして、代表から無期限追放処分になっている。
「日本人も意味不明な英語のTシャツ着ている」
ゲカス選手は6月19日の日本対ギリシャ戦に途中出場している。直接対戦したこともあり、日本のツイッターでは、
「ゲカスのタトゥ謎すぎるw」
「よし、本田も寒冷殺人魔というタトゥーを彫ろう」
「寒冷殺人魔がいたんじゃ引き分けるのが精一杯だよね。日本代表はよくやったよ」
「寒冷殺人魔わろたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
などと、驚きの声が出ている。ただ、
「外国のかたの漢字の刺青って平気で間違ってたりするからウケるっておもうけど、日本人も意味不明な英語のTシャツきてるから、人のことはいえない」
という意見も出ている。