過去に時事ネタ作品でアクションを起こしたことも
村上氏がいつから着手していたかも不明だというが、ヤジが問題になってから1週間程度しか経っておらず、これほどスピーディーに仕上げることは異例という。また、時事ネタを扱った作品という意味でも珍しいそうだ。
村上氏は過去に、元俳優の加勢大周の芸名騒動を皮肉った「加勢大周宇プロジェクト」をプロデュースしたことがあった。2010年には松山せいじさんのマンガ作品「奥サマは小学生」が青少年健全育成条例改正を巡る論議の中で名指しされたことをきっかけに、米歌手のブリトニー・スピアーズさんがスクール水着にランドセルを背負うという驚きのパロディビジュアルを発表していた。
担当者は今作についても「何らかの意図があるとは思う」と話す。
インターネット上では作品の意図についてはさまざまな意見が飛び交い、
「作品とタイミングが合うと、こうやっていろいろみんなが意味とかなんとか考えたりして盛り上がるアート、みたいな気もする」
「トレードマークの花模様を背景とした彼女のイコンにより、日本の前近代的慣習に抗う点での彼女との共闘を表明し、現代美術の側から外圧を呼び込もうとしているのではないか」
「塩村議員のこと『美しい』ってつぶやいていたし、案外それ以上の理由ないのかも」
といった声が次々と投稿されている。