「日本から技術を受け入れて経済の開発ができた」
朝鮮半島が南北に分断されていることについても、
「今になってみれば、それも神様の意思。当時の私たちの状況からすると、韓国が完全に独立していたら共産化されるしかなかった」
と正当化し、日本の植民地支配についても、
「日本から技術を受け入れて経済の開発ができた」
と肯定的に評価した。
「朝鮮民族の象徴は怠けること。怠けて自立心が不足し、他人の世話になるのが私たちの民族のDNA」
とも述べた。
この発言が報じられると、
「私たちの民族を卑下する趣旨の発言」(聯合ニュース)
「私たちの民族の歴史と自負心を侮辱した」(韓国経済テレビ)
などと批判が相次いだ。朴政権は発足後、対日強硬路線を続けており、
「ただちに(首相指名を)辞退しろ」
「なんでこんな人を選んだのか」
などと政権の方針との整合性を問題視する声も出た。
文氏は目立った反論をしないまま、6月24日には指名を辞退。2日後の6月26日にはチョン首相を続投されることが決まった。野党は、一連の動きを
「首相候補すら推薦できない無能政権であることが証明された」
などと批判している。