有効求人倍率1.09倍、バブル崩壊以降で最高 完全失業率3.5%、16年5か月ぶり低水準

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   厚生労働省が2014年6月27日に発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント上昇の1.09倍になった。上昇は18か月連続で、バブル経済崩壊から間もない1992年6月(1.10倍)以来、21年11か月ぶりの高水準まで回復した。

   正社員の有効求人倍率(同)も2004年11月に公表を開始して以来、最も高い0.67倍(前月比0.02ポイント増)となった。

   一方、総務省が同日発表した5月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0.1ポイント低下の3.5%と、1997年12月(3.5%)に並ぶ16年5か月ぶりの低水準となった。改善は3か月ぶり。緩やかな景気回復を背景に、企業で人手不足感が強まっている。

   完全失業者数は233万人で3万人減少。うち、勤務先の都合や定年退職など「非自発的な離職」は5万人減、「自発的な離職」は2万人増、「新たに求職」している人は3万人増えた。

   総務省は、「雇用情勢は引き続き持ち直している」としている。

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