「セクハラヤジ」問題を訴えた塩村文夏都議(35)への風向きが変わってきている。過去に出演していた日本テレビ系の恋愛トークバラエティー番組「恋のから騒ぎ」(恋から)内での発言が問題視されるなど、ネガティブな報道が日々増えてきている。
そうした中、塩村都議は2014年6月26日発売の「女性セブン」(7月10日号)の中で「過去の軽率な発言」について反省の弁を述べると同時に、恋から司会者の明石家さんまさん(58)に「SOS」を送っている。
「ジェンダーを売り込む方法は熟知してたのね」
塩村都議は「恋のから騒ぎ」の14期生として2007年に出演。メンバーの赤裸々すぎる恋愛エピソードが披露される中で、塩村都議も男性と別れるときは慰謝料をもらっていたという話や、エープリルフールに「妊娠したが中絶する気はない」とウソをついたという話を語っていた。
その年を代表するメンバーに贈られる「年間MVP」にも選ばれた塩村都議は一躍有名になり、その後は同じ日本テレビ系の番組で放送作家として活躍した。もともとはグラビアアイドルや自動車ライターとして活動していたが、番組出演が次のステップにつながる大きな転機となったようだ。
しかし「セクハラヤジ」問題の渦中の人となった今、ネット上では「恋から」での発言が掘り出され、「元からジェンダーを売り込む方法は熟知してたのね。怖い怖い」「正直、後付けで恋から出身と聞いて『ああ…』と思う部分はある」などと冷めた意見も少なくない。自身の名を広めてくれた番組は一転し「黒歴史」となりつつある。
塩村都議自身も「恋から」を含む過去の経歴が「(ヤジを)言いやすいネタ」となった節もあると考えているようで、「私の過去の軽率な発言から、あんな心無い野次を浴びて、私に悩みを相談してくれていた女性たちをさらに苦しめることになってしまったのは本当に申し訳ないです」と「女性セブン」最新号のインタビューで答えている。