サッカー日本代表のワールドカップ(W杯)が終わり、選手たちは各々の考えをインタビューやブログなどで明かし始めた。
中でも内田篤人選手(26)の、コロンビア戦(2014年6月25日)直後のインタビューでの発言が話題になっている。代表引退について「考えてます」というもので、メディアは「内田が引退示唆」と大々的に報道、サッカーファンからは「やめないで!」の大合唱だ。
「ずっと思ってた。人には言ってなかっただけ」
インタビュアーから「これで代表を退くという可能性も考えている?」と質問された内田選手は、こう答えた。
「考えてます。日本帰って少し休んで…そのことに関しては今から考えるわけじゃないし、ちょっと前からずっと考えてたことなんで、まあ考えようかなと思ってます」
理由を聞かれると、「まあ、ずっと思ってたんでね、人には言ってなかっただけですし」とかわした。
この発言を受けて、各スポーツ紙は「内田が代表引退示唆『前から考えていた』」(ニッカン)、「内田、代表引退へ」(サンスポ)、「内田 代表引退『考えている』」(スポニチ)など、「引退」をフィーチャーした見出しの記事を掲載。ネット上では「いやいや、早過ぎるって。今回一番安定してよかったし」「この人は本当に惜しい やめてほしくないなぁ」「次は円熟期なんだし、もう一回だけ頑張ってほしい」など、惜しむ声が数多く上がっている。
スポニチ・アネックスは試合終了から「内田篤人の日本代表引退発言をどう思いますか?」というネットアンケートを実施、約6時間で715件の回答を得た。結果は「まだ早い」が63.1%で、「本人の意思を尊重する」の36.9%を大きく上回り、内田選手へのサッカーファンの期待の大きさがうかがえる。
なお、内田選手は6月26日、ベースキャンプ地のイトゥで報道陣の取材に応じ、「辞めるとは断言していない。考えるだけ」と話している。