政府は、「経済財政運営と改革の基本方針2014」(骨太の方針)と新たな成長戦略を、2014年6月24日夕に開いた臨時閣議で決定した。「デフレから好循環拡大へ」との副題も付けた。
骨太の方針では、法人実効税率(現行は35%程度)を、「数年で20%台まで引き下げることを目指す。来年度から開始する」との方針を明記した。
財政健全化との整合性を図るため代替財源は「課税ベースの拡大等による恒久財源を確保することとし、年末に向けて議論を進め、具体案を得る」ことも盛り込んだ。
また、新成長戦略は女性や外国人材の積極的な活用に加えて、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資産構成を見直し、機動的な運用を行うことなどを盛り込んだ。