「ただのパフォーマンスではかえって恥になる」
このゴミが溢れかえる様子は中国のネットメディア、「鳳凰網」や「網易」が写真付きで報じ、野球場や街頭に残飯やビニール袋、空き瓶、空のペットボトルなどが激しく散乱、ゴミ捨て放題の様相だ。そして、写真を見る限りではロシア戦の後にゴミ拾いをしていたというサポーターの姿は見当たらない。「網易」は「ゴミの掃除はしていなかった」と紹介し、レコードチャイナは「日本のまねをしたはずじゃ…?」といった見出しを掲げ、
「韓国人サポーターもロシア戦ではごみ拾いをしたと伝えられたが、長くは続かなかったようだ」
と書いている。
ただしゴミを拾わなかった人は全くいなかったというわけではないようだ。中央日報は14年6月23日の日本語電子版に、ソウル光化門広場で試合観戦後にゴミを片付けている韓国サポーターと見られる写真を掲載し、「サッカーの試合は負けてもゴミ拾いは勝利した大韓民国」という見出しを掲げている。しかし、朝鮮日報や他の報道とはかけ離れている記事だという批判が起こっていて、この記事のコメント欄には、
「世界が皆が見ているから、だけのパフォーマンスではかえって恥だぞ」
「せっかく始めたんなら続けないと意味ねーぞ。真似するんなら、ゴミ拾いを定着させるところまで真似してみろ」
「ここまで散らかすんだから多少ゴミを拾っても意味ないのでは?まずは散らかさない民度を作るのが先だな」
などといった批判的な意見が書き込まれている。