酒類メーカー大手のサントリーホールディングスは、佐治信忠会長兼社長の後任にコンビニエンスストア大手のローソンの新浪剛史会長を、新しい社長として起用する人事を固めた。日本経済新聞などの各メディアが2014年6月24日に報じた。就任は10月1日付。創業家以外からの経営トップ就任は初めてになる。
サントリーは佐治会長兼社長が、会長に専念する見通し。新浪氏は55歳。1981年に三菱商事に入社。2002年からローソンの社長を務め、14年5月に会長に就いた。
サントリーHDは1899(明治32)年の創業以来、115年にわたり一貫して創業家が経営トップを務めていた。
なお、サントリーHDは各メディアの報道について、「当社からの発表ではなく、決定した事実はありません。(社長人事については)さまざまな検討をしているところ」と、コメントしている。