セクハラヤジ、鈴木都議以外はお咎めなし? 塩村文夏議員「うやむやにしてはいけない」

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   東京都議会のセクハラヤジ問題は、自民党の鈴木章浩議員(51)がようやく名乗り出たが、ほかにも数人がヤジを飛ばしたとみられている。これで幕引きになってしまうのか。

   「早く結婚した方がいいんじゃないか」という、みんなの党の塩村文夏議員(35)へのヤジは、早い段階から鈴木章浩議員ではないかと目されていた。最も声が響いて、だれが飛ばしたか特定しやすかったからだ。

「産めないのか」のヤジは誰なのかとの声

   しかし、鈴木議員は、ヤジから2日後の2014年6月20日、マスコミ取材に対し、自らが飛ばしたことを否定していた。これに対し、ほかの自民党議員からは、「自分まで疑われてしまう」と不満の声が出たと報じられ、党本部の石破茂幹事長が21日、ヤジ議員は名乗り出て謝罪すべきだと明言するまでになった。

   会派の吉原修幹事長が23日に会見して説明したところによると、鈴木議員は、この日朝になって初めて、「私がその発言をしました」と名乗り出て来た。責任を取って会派を離脱したいと申し入れがあり、その場で受理した。

   ここまで遅れたことについて、吉原幹事長は、58人の議員に直接確認しないといけない重大なことだったためと説明した。

   鈴木議員は、続いての会見で、ウソをついていたことについて、「産めないのか」と様々な発言が報じられている中で真実を言う機会を逃したと苦しい弁明をした。ヤジの意図については、「少子化、晩婚化の中で早く結婚してほしいと思う中でしてしまった」と述べ、「結婚したくてもできない人などへの配慮が足りなかった」と謝罪した。しかし、議員辞職については強く否定した。

   ネット上では、鈴木議員の釈明について、「嘘ついてごめんなさい、これからも頑張りますはあり得ない!」と厳しい声が相次いだ。その一方、「産めないのかは誰なんだよ 何も終わらんぞこんなんじゃ」と、ほかの議員が名乗り出ないことに不満の声が出ている。

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