「『自分たちのサッカー』通用してないじゃないか」 セルジオ越後氏、日本代表の常套句に辛辣批判

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セルジオ越後氏「これが世界における我々の本来の力」

   コロンビア戦を控えた6月23日朝(日本時間)の時点でも、

「自分たちのサッカーを、この2試合見せられなかったわけで、3試合目は、しっかりそこをピッチの上で出したいと思っている」(長谷部選手)
「やはり自分たちのサッカーで、前からボールを奪いにいって、奪った後もボールボゼッション(ボールを持ったままにすること)をしっかりする、そういうサッカーができるかが非常に大事」(本田圭佑)

といった具合で、やはりこの言葉が頻出している。

   日本が得意なのは、敵陣内でパスを回しながらチャンスを待ち、一気に攻める攻撃的スタイルだとされる。日本代表も、このスタイルを「自分たちのサッカー」だと考えているとみられる。

   だが、現状は「掛け声倒れ」といったところだ。サッカー解説者のセルジオ越後氏は6月21日、日刊スポーツへの寄稿で、この傾向を厳しく批判している。

「日本以外のチームがみんな素晴らしく見えるよ。よく走るし、戦う姿勢もある。無我夢中になって得点を取ろうとする。感動するんだ。日本はパス、パス、パス…ってイライラする。『自分たちのサッカー』と言ったって、全然通用していないじゃないか」

   セルジオ氏がサッカー専門サイト「サッカーキング」に対して寄せたコメントは、さらに辛辣だ。

「一つ答えを出すとすれば、今日のこの試合で見せたプレーが、まさに『自分たちのサッカー』だよ。本来の力を出せていないのではなくて、これが世界における我々の本来の力なんだ」
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