「CX‐5」は8割弱がディーゼル車を選択
マツダは現在、2.2リットルのディーゼルエンジン「SKYACTIV‐D 2.2」を、多目的スポーツ車(SUV)の「CX‐5」や中型車「アテンザ」、「アクセラ」の3車種に搭載している。
新型デミオに搭載することで、ディーゼル車のすそ野拡大をめざすことになるが、マツダによると、「すでに『CX‐5』のユーザーの8割弱がディーゼル車を選んでいます」と話す。
「クルマの用途によって(ディーゼル車の)割合は違ってきますが、お客様に選んでもらえるようにラインナップを整えていきたい」という。
ディーゼル車はガソリン車に比べて車両価格が割高だが、現在国内で販売しているディーゼル車は排ガス規制に対応した「クリーンディーゼル車」で、ハイブリッド車とともにエコカー減税(自動車取得税と重量税が100%減税)の対象になっていることが多い。その減税効果もあり、販売台数を伸ばしている。
ディーゼル車の販売台数は、2013年に前年比8割増の7万6000台。2014年1~4月の販売も前年比5.2%増の2万7260台と増えている(日本自動車販売協会連合会調べ)。ディーゼル車は、欧州では新車販売の約5割を占めるとされ、「エコカー」として根付いている。燃費や環境性能の改善で、日本でも注目度が増している。