「家庭用ロボット」に再び注目 低価格化で一家に一台の時代へ

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

おもちゃメーカーならではの価格

タカラトミー「Hello! Zoomer」
タカラトミー「Hello! Zoomer」

   こうした流れを受けて玩具メーカーも家庭用ロボット製品を売り出す。タカラトミーは家庭用ロボット「OMNIBOT」シリーズから2種類を発表した。2輪走行の人型タイプ「Hello! MiP(ハローミップ)」を6月21日、犬型タイプ「Hello! Zoomer(ハローズーマー)」を7月26日に発売。どちらも海外メーカーと協力して製作した。どちらも1万5000円。今ある技術をできるだけ低価格で提供することにこだわった。今後、オリジナルで開発したロボットなどを展開し、3年でシリーズ全体50億円の市場規模を目指すという。

   広報担当者は、

「コミュニケーションを取れるロボット、見て愛らしいと思えるロボットをおもちゃメーカーならではの価格で出しました。ロボット好きのためのロボットではなく、一般家庭に一家に一台ある時代が来ると信じています」

と話していた。

   もっともロボットに熱を上げているのは日本だけではない。朝日新聞は2014年4月30日、「のまれる日本のロボット技術 グーグル、次世代にらみ買収」という記事を掲載した。米西海岸シリコンバレーはいま、ロボット技術への熱気に包まれており、その中心になっているのがグーグルで、ロボットのベンチャー企業8社をすでに買収、その中には日本発の企業も含まれていること、アイボ開発にかかわったエース級や、東大のロボット研究室からすでに10人がグーグルに移っていることを伝えた。

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