ブログで生計を立てる「プロブロガー」のイケダハヤトさん(28)が、東京から高知に生活拠点を移してから一週間ほどが経過した。
「マジで生活が幸せすぎ」と新生活を伝えるブログ記事の記述で、自転車での「飲酒運転疑惑」が浮上し、ブログの読者や他のブロガーなどから突っ込みが入っている。
「酒飲んで自転車乗るのは道交法違反です」
イケダさんは2014年6月1日、東京・多摩市から高知市への移住をネットで突然発表して大きな注目を浴びた。クリエイターとしてのキャリアアップなどが狙いで、ブログも「イケハヤ書店」から「まだ東京で消耗してるの?」という挑発的なタイトルに変更し、「クリエイター移住を促進したい」と抱負を述べていた。
6月10日に開始した「移住日記」では、「トマトがこの量で150円…。打ち震えました」「キャベツってこんな香りが強い食べ物だったのか!」などと素朴な食の魅力を中心に書き、「山からの風ってすごい気持ちいい」と自然環境の豊かさを力説した。7月の予定は「ガラガラ」だと言うが、「予定が入らない!すばらしすぎて泣ける!」「のんびりと創作活動に打ち込めそう」とポジティブさを崩さない。
そうした中でイケダさんが自転車で飲酒運転をしたのでは、という疑惑が持ち上がった。問題とされているのは18日更新の記事にある以下の記述だ。
「あ、もちろん満員電車とかないですよ。イベント会場とか、飲み会もチャリで行けます。コンパクトシティってすばらしい…。」
飲酒運転をしたと書いているわけではないが、その可能性も読み取れる表現だったためブログ読者から、
「飲み会にチャリで行っちゃダメです」
「酒飲んで自転車乗るのは道交法違反です」
といった指摘がされた。
これに対してイケダさんはツイッターで「帰りは歩きですよ…。揚げ足取りのお仕事は大変ですねぇ」と疑惑を否定し、「匿名粘着の人たちって、法律守るの大好きなんですよね。法律というのは、彼らにとっては絶対的に他者を攻撃できる理由になりえるので」と批判した。
さらに「法律の方が間違っている、遅れていることだって、歴史を見ればごくごく普通にあります。順番としては、法律を大切にするより、まず己の倫理観を大切にすべき」などと持論を展開した。