羽田に2社目の「中東の翼」 カタール経由ヨーロッパ行きが便利に

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エミレーツ、エティハドとの「三つ巴」の可能性も

   3社ともオイルマネーを背景に大量に新型機を購入している。カタール航空の場合、13年度の乗客は1920万人だが、14年度には首都ドーハに新空港が開港し、大型機が相次いで納入されることから2300~2400万人に急増するとみている。16年度までに3000万人にまで増やしたい考えだ。

   他の2社も事情は同様で、欧米系、日系航空会社から乗客を奪いそうなのはもちろん、ガルフ3社間の競争も激化しそうだ。

   この点について、アル・バクルCEOは、

「カタール航空は(国際運輸調査機関のスカイトラックス社が認定した)5つ星の上空会社で、機内食、快適性の点で最高水準の機内サービスを提供している。カタール航空のビジネスクラスの配列は1-2-1だが、競合他社は7~8席が並んでいる」

などとサービス面の優位性を強調した。

   ドバイ、ドーハなど中東の空港は免税店が充実していることでも知られ、海外慣れした旅行客には人気がある。

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