レギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)が1リットルあたり167円となり、8週連続の値上がりとなった。資源エネルギー庁が石油価格調査を2014年6月18日に発表した。店頭価格は6月16日時点で、前週に比べて0.4円上昇した。
2008年9月29日(170.2円)以来、約5年9か月ぶりの高値水準が続いている。都道府県別では、値上がりは39都道府県、横ばいは5県、値下がりは3県。このうち、最も高かったのは鹿児島県の174.8円(前週174.6円)だった。
また、軽油1リットルあたりの店頭価格は前週より0.3円高い145.1円で、9週連続の値上がり。灯油18リットルあたりの店頭価格は前週より1円高い1920円だった。
調査した石油情報センターによると、産油国イラクの情勢が緊迫していることで原油先物などがさらに高騰しており、供給不安による原油価格の高止まりが影響した。ガソリンは来週以降も一段と高くなる公算が大きいとみている。