サッカーW杯での日本サポーターのゴミ拾い 「マナー違反」「掃除人の仕事を奪った」、ネットで議論

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観客がおのおのゴミ箱に捨ててもらうのがベターです

   ちなみに、サッカーの試合の後にゴミ拾いをするという行為は日本に根付いているようで、横浜F・マリノスが本拠地にしている日産スタジアムに話を聞いてみると、試合後は必ずサポーターの有志の手によって行われているという。これによって業者の清掃の回数や清掃費用に変化があるのかといえば、殆どないそうだ。

   では、記事にあるように日本のサポーターがゴミ拾いをしたことによって仕事を奪われたブラジルの人はいるのだろうか。ブラジル最大の発行部数を誇る日刊紙、フォーリャ・デ・サンパウロの電子版を見てみると、「日本の試合後のゴミ収集、ソーシャルネットワーク上で共感を得る」という見出しになっていて、素晴らしい人たちだ、とか、ブラジルもこうした教育を行うべきだ、などといった「ツイッター」のコメントを載せている。「迷惑行為」などというのは見当たらない。

   日本とブラジルの経済活動の促進を目的とし01年に設立された在日ブラジル商業会議所(CCBJ)に話を聞いてみたところ、ブラジルのスタジアムにはゴミを拾う専門の業者が入っているのだという。観客が観客席に置いて行ったゴミを片づけるのが仕事で、ゴミがなければ仕事にならない。ただし、

「日本のサポーターの行為は称賛に値します。スタジアムのゴミについては、サポーターの手を煩わせることなしに、観客がおのおの所定のゴミ箱に捨ててもらうのがベターです」

とCCBJは話している。

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