ボリューム満点、高カロリーで知られる「ラーメン二郎」で「麺なし」を注文した人がいる。ダイエット中だったせいらしいが、「そこまでして二郎で食いたいのか」といった声もあり、ツイッター上でツッコミの嵐状態になっている。
「炭水化物抜きダイエット」をしているというツイッターユーザーが2014年6月14日、「ラーメン二郎さんでお願いしたら『麺なし』をつくってもらえました」とつぶやいた。麺が抜かれた丼には、肉と野菜、ウズラの卵がトッピングされていて、「とてもおいしかった!圧倒的感謝!!」と喜んでいる。
「ダイエット中に二郎行くなよ…」
投稿者のつぶやきによると、「麺なし」を食べたのは、ラーメン二郎の野猿街道店2(東京・八王子市)。麺を抜いても料金は変わらないが、その代わりに野菜が増量されるため、「質量(?)的には麺ありとほぼ同等となっており、満腹感もほぼおなじ」だと話している。
ラーメン二郎はボリュームで人気の店だ。ダイエット中だけれど「二郎」へ行く――正反対のイメージとあって、ツイッター上はツッコミの嵐だ。「二郎」は他のラーメンチェーンと比べて高カロリーで、並1杯で1600キロカロリーとの試算もある。そのため麺を抜いたところで、たいしてダイエットにはならないとの声もある。
「そこまでするなら二郎じゃなくてもよくね?」
「いや、そもそもダイエット中に二郎行くなよ…」
「そこまでして二郎で食いたいなら、太るとか考えない方がいいじゃンねえ?」
また二郎は、独特な雰囲気を持つ店で、店内の風紀を乱した人間は、即座に常連客から追い出されるという「都市伝説」までも存在する。そこまでではなくとも、「麺なし」を頼むのには勇気がいる。
「普通、怖くて言えねえ」
「こんなに融通がきく二郎ってあるのか」
という声もある。
ホリエモンも「麺なし」ユーザー
ところで、「麺なしラーメン」、案外需要はあるようだ。ツイートに先立つ6月12日には、元ライブドア社長の堀江貴文さんがブログで「汁なしラーメンより、麺なしラーメンがイイ!」と発言している。飲酒後のラーメンで「太る」と心配した堀江さんは、「スープだけでも私は満足できるんじゃないか」と、スープだけを出前で注文したという。
ネギやメンマ、チャーシューをトッピングしたスープを食べたところ、「意外と満足できた。これは麺要らないんじゃないか!」。メニューとして出している店があるか、「麺なしラーメン」で検索したが見当たらず、
「飲み屋、バー向けにラーメンのスープと野菜+チャーシューみたいな形で供給したら私は結構注文する人いると思うなあ。。。最近炭水化物をあまり食べない生活になれてきているからかもしれないけど」
とぼやいていた。