中国共産党系の環球時報が1面で大誤報 「自衛隊が宮古島にミサイル配備を完了」

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ミサイルが持ち込まれたのは13年11月の演習が最後

   2013年11月に行われた陸海空3自衛隊の統合演習では、88式地対艦ミサイル4基を那覇に、1基を宮古島に配置している。だが、このミサイルは演習終了直後に撤収されている。宮古島市役所によると、宮古島に最後にミサイルが持ち込まれたのはこの演習の時だ。「配備されれば大騒ぎになるはず」とも話しており、現時点ではミサイルは持ち込まれていないようだ。

   演習の際、陸自は演習の目的を「島嶼(とうしょ)防衛」だと説明し、特定の国を念頭に置いていないことを強調していた。だが、演習の内容は事実上の離島奪還訓練で、中国側は文字通り「島を奪われる」などと反発していた。中国側は、今でもこの演習を脅威だと受け取っているようだ。

   この環球時報の記事には、中華圏メディアからも疑問視する声があがっている。例えば香港のフェニックステレビのリー・ミャオ東京支局長は微博(ウェイボー)で、

「防衛省、宮古島市役所、宮古島の反対派住民に取材したが、みんな否定している。もし本当に配備されているのならば、どうしてみんな知らないのだろうか」

と、記事が誤報だと断じている。

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