サッカーの第20回ワールドカップ(W杯)で日本の初戦が行われた2014年6月15日、サポーターらで混雑した東京・渋谷駅前のスクランブル交差点で20代女性の体を触ったとして、警視庁渋谷署は自称無職の40代男を東京都迷惑行為防止条例違反(痴漢)の疑いで現行犯逮捕した。
この男は被害女性が自ら取り押さえたために御用となったが、他にも騒ぎに乗じた痴漢が続出していたらしい。ツイッターでは、「胸触られた」「上も下も揉まれた」といった被害報告が相次いでいるほか、「痴漢してやった!」との「犯罪自慢」まで書き込まれる始末だ。
「渋谷クソ楽しかったわ。痴漢100はしてた」
日本がコートジボワールに1-2で敗れた正午ごろから、スクランブル交差点にはW杯をテレビなどで観戦していた人々が溢れ始めた。
敗戦したのになぜかハイタッチで盛り上がったようだが、ツイッターでは
「ありぇねえ!!!!クソだ!!!あたしはw杯なんて関係なくて、エージェントに用事があって渋谷に来なきゃいけなかっただけなのにスクランブル交差点では沢山の人に思いっきり突き飛ばされて、向かいから来た奴に思いっきり胸触られた!!死んだ方がいいレベル!クソだ!」
「渋谷のスクランブル交差点いってみ、なんか痴漢されるから。怖いよ、初めてされた」
「最悪。渋谷のスクランブルただの痴漢の集まり。上も下も揉まれた」
「渋谷やべー 普通に胸揉まれたがな」
など、どさくさに紛れて体を触られたという被害報告が多数上がった。
さらに、真偽は不明だが、何と「痴漢報告」まで書き込まれた。
「渋谷クソ楽しかったわ。サッカー負けちゃったけど、スクランブル交差点何回も往復したわ。●●(編注:人名)痴漢100はしてたスクランブルで。おっかねー男だ。笑」
問題のツイートは「この人サイテーです!!」「通報しました。馬鹿ガキはマジで日本の恥」「くずだな(笑)」など批判が大量に寄せられたためか、6月15日中に削除された。