「大勢の人と握手して支持を頂く」は議員と同じ 自民党国会議員が「AKBへの思い」語る

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全国10ブロックで展開するのが理想??

――「本店」と呼ばれるAKB48本体への票は横ばいでしたが、福岡・HKT48の票は急激に伸びています。AKB総選挙でも地方分権が進んでいます。

山本:昔は「東京に行って一旗あげて…」という考え方もありました。だけど、地元に近いところで活躍の場があるのであれば、「やはり実家にいたい」という人もいるでしょう。普通の生活の延長線上で自分のタレント性やスキルを伸ばせる場ができるという意味では、各地に拠点ができるというのはいいことです。
丹羽:自民党内の部会でも、地域活性化の話題が出ます。その答えはAKBにあるのではないでしょうか。47都道府県は無理でしょうが、全国10ブロックでステージができるような環境が理想ですね。

――6月15日まで東京・秋葉原で開催されていた「総選挙ミュージアム」には稲田朋美クールジャパン担当相が色紙を寄せるなど、AKBはクールジャパン戦略の一環としても注目されています。

山本:東南アジアでは日本に対する信頼が厚い。少女時代やKARAのように、スキルでは韓国に及びませんが、身近に感じてもらえるのは日本でしょう。このノウハウは大事。
丹羽:日本の文化はよその国に押しつけるのではなく、ゆるやかに現地に根付いていくのが特徴だと思います。「使ってみて、よければどうですか」といったところでしょうか。
山本:政策的にも、丹羽先生とタッグを組んで、応援していきたい。普通の子が近くにチャンスを得てステージに立つ。こういった機会を大事にしたいです。

丹羽秀樹さん プロフィール
にわ・ひでき 衆院議員、自民党副幹事長、同文部科学部会長。1972年愛知県春日井市生まれ。東海高校、玉川大学卒。証券会社に7年間勤務し、高村正彦元外相秘書を経て05年9月に初当選、現在3期目。前文部科学政務官。

山本拓さん プロフィール
やまもと・たく 衆院議員、衆院拉致問題特別委員長、自民党資源・エネルギー戦略調査会会長、同福井県連会長。1952年福井県鯖江市生まれ。福井県立武生高校、法政大学卒。山本産業(株)代表取締役、(社)鯖江青年会議所1982年度理事長、福井県会議員2期歴任。現在衆院議員6期目。元農水副大臣。妻は高市早苗衆院議員(自民党政務調査会長)。

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