サッカーの第20回ワールドカップ(W杯)で1次リーグC組の日本は2014年6月14日夜(日本時間同15日朝)、「アフリカ最強」とも称されるコートジボワールとの初戦に臨んだ。
前半に本田圭佑選手のシュートで先制したものの、後半に立て続けに得点を許し、1-2で競り負けた。08年の南アフリカ大会に続く白星スタートはならなかった。
立て続けにヘディングシュート許す
前半16分、長友佑都選手からのパスを受けた本田圭佑選手が左足で蹴り込み、ゴールキーパーはほとんど動けないままゴールが決まった。コートジボワールはヤヤ・トゥーレ選手を中心にゴールをせめたてたが、得点にはつながらなかった。
事態が動いたのは後半19分。オーリエ選手が右サイドから右足でクロスボールを打ち、走り込んできたボニー選手がヘディングシュートを決めた。直後の後半21分にもオーリエ選手が同様にクロスボールを上げた。今度はジェルビーニョ選手が頭で合わせ、2点目を許した。その後も、後半17分に投入されたドログバ選手を中心にコートジボワールに主導権を握られたままで、逆転はならなかった。
「本田がいつものショぼい本田に…」
本田選手は所属する伊ACミランでも不調なままシーズンを終え、何らかの持病が影響しているとの見方も出ていた。これに加えて、首の付け根部分に手術跡らしきものがあり、何らかの手術を受けていたとの臆測も相次いだ。
テレビ番組のインタビューでの
「夢の中ではね、この4年間で200ゴールぐらい取ってるんですけどね」
といった強気の発言も波紋を広げていた。逆境の中で決めたシュートなだけに、ゴール直後には「本田▲(本田さんかっけー)」という賛辞のツイートがあふれた。だが、後半はボールを奪われる場面も目立ち、
「本田がいつものショぼい本田に…」
といった失望の声が相次いだ。
日本は5大会連続5回目の出場で、3度目の決勝トーナメント進出を目指す。5月19日(日本時間20日)にギリシャ、24日日(同25日)にコロンビアと対戦予定。