「いいとも!」終了でタモリ自身も「タモロス」状態になっていた 「何していいやら」「誰も愚痴聞いてくれない」

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   タレントのタモリさん(68)が2014年6月13日放送の「タモリのオールナイトニッポンGOLD」に出演した。

   32年にわたって司会を務めた「笑っていいとも!」(フジテレビ系)が3月に幕を閉じて以降、初のラジオ出演となり、番組終了後の生活について語っていた。

朝からビールの生活も1週間で飽きた

   「いやー暇です」。開始早々、こう口にしたタモリさんは「日にちの感覚が全く分からず困っていますよ。起きる時間もまちまちでね」と悩みを打ち明けた。32年間、同じ生活リズムで過ごしてきただけに、その癖が抜けず、『あ、行かなくていいのか』と思った途端に、何していいやら分からず」といった状態だという。

   最初の頃は朝からビールを飲んで酔っ払うような日々を過ごしていたが、1週間で飽きてしまったそうだ。人と会う約束は入るものの曜日を間違えたことが3回あったといい、相手から「タモリさんが言っている曜日と日にちが合いません」と指摘された。「1か月、2か月経とうとしていますが、いまだにペースがつかみきれておりません」と、困惑している様子をうかがわせた。

   インターネット上では「いいとも!」終了を受け、タモリさんを昼に見ることができなくなることで喪失感や虚脱感が生まれることを「タモリロス症候群」(タモロス)と呼んでいたが、視聴者だけでなく、タモリさん自身もタモロス患者となっていたようだ。

   番組ではこの後、ゲストの辛坊治郎さん(58)の登場が控えていた。それでもタモリさんのトークはとどまることなく続き、15分ほど経つと「辛坊さんを入れないといけないですよね。申し訳ありません、この2か月くらい誰も愚痴を聞いてくれないし、こういう機会ないのでね」と、しゃべり倒してしまったことを詫びた。スタジオ入りするまでは何を喋ろうかと心配していたそうだが、どうやら相当「溜まっていた」らしい。

   最後には「あぁーすっきりした」と締め、6年ぶりの出演となった「オールナイトニッポンGOLD」を後にした。

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