「すき家」が薬局に参入、経営多角化急ピッチ 太陽光発電、介護サービスも手掛ける

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店舗や工場に「太陽光パネル」、介護にも「食の安全・安心」を

   ゼンショーHDによると、自然エネルギー事業でもすでに、回転ずしチェーン店「はま寿司」の店舗や兵庫県にある関西工場の屋上や、自社の牧場の遊休地などに太陽光パネルを設置して運用を開始。「まだ緒についたばかりですが、クリーンエネルギーの比重は今後高めていきたいですし、そのためのノウハウを蓄えているところ」と、この事業には高い将来性を見込んでいる。

   また、介護サービスについても2014年1月、北海道の介護事業者を買収。社員を派遣して、介護事業のノウハウ習得に努めているところ。「介護事業は、『食の安全・安心』を提供していく点で外食事業との相乗効果が期待できる事業」と話す。高齢化社会の進展に備えて宅食サービスの展開も視野に入れているという。

   介護事業に本格的に取り組めば、おのずと家庭などの掃除やクリーニングに踏み込むことになるかもしれないし、また食品スーパーを営むのだから、お酒をつくったり輸入販売したりすることもできるようにしておいたほうがよいという判断はある。

   同社の説明だと、定款を変更して「きちんと明記した」にすぎないようだが、それらが本業の外食業とまったく関係がないわけでもないようだ。

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