ネットで「熊野市民になりたい」という声まであがる
もちろん、このような事は全く起こっておらず、Jアラートのトラブルによるメールの誤送だった。市の防災対策推進課に話を聞いてみると、この日はJアラート機器を取り換える工事が行われていた。古い機器のメールフォルダーを消去してから新しいものに代える手順だったが、業者が消去し忘れたために誤作動が起こった。そして、いざという時用のメールが順番に1分おきに流れてしまった。さぞや市民は驚いたと思われるが、
「最初の震度4のときにはビックリされたようですが、揺れが感じられない中で、震度5、6と続いていくとさすがに誤報だという事に気付かれたようで、特に混乱はありませんでした」
という。もちろん苦情は寄せられ、「誤報だと速やかにメールを送れ!」と叱られたそうだ。
ネットでは今回の騒ぎに、
「なんか楽しそうだなw熊野市民になりたいと始めて思った」
「不謹慎だけれど笑ってしまった」
などといった感想が出て、こんなことで笑えるのは日本が平和な証拠だ、などと感慨にふける人もいた。