ディズニー映画「アナと雪の女王」の人気がうなぎのぼりだ。映画とともに主題歌「Let It Go(レット・イット・ゴー)~ありのままで~」も大ヒットして、早くも年末の紅白歌合戦に「内定」したとうわさされる。
エンディングで「Let It Go」を歌っているMay J.(メイ・ジェイ)さん(25)は紅白出場に意欲を見せるが、松たか子さん(37)の劇中歌バージョンを聞きたいファンも多い。出場となれば、どちらが曲を披露するのか、注目が集まっている。
メディア露出は「May J.」がリード
May J.さんは2014年6月12日、19日放送の「謝りたい人がいます。~恩師にありがとうSP~」(TBS系)収録後、報道陣に「NHK紅白歌合戦」への思いを語った。小さいころから出場を夢見ていて、すでに手帳には仮ながら「紅白」のスケジュールを入れているという。
実現すれば悲願の初出場となるが、その前には大きな壁が立ちはだかっている。映画で「女王」エルサを演じる松さんだ。「Let It Go」をMay J.さんはエンディング曲、松さんは劇中歌として歌っている。仮に紅白出場が決まっても、May J.さん、松さんの2枠を用意するのは難しそうだ。
女優と歌手の二足のわらじで活動する松さんは、紅白にも「司会」「歌手」の両方で出演経験がある。96年には史上最年少(当時19歳)で紅組司会を担当。翌97年3月には「明日、春が来たら」でCDデビューし、同年末の紅白に歌手として再出場しているため、May J.さんより「実績」で上回る。
しかしテレビで耳にする「Let It Go」は、たいていMay J.さんの歌唱だ。各局の歌番組以外にも「スッキリ!!」「ミヤネ屋」(日本テレビ系)などの情報番組で「生歌」を披露し、14年5月26日には「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)でSMAPともコラボレーションしている。
一方の松さんは、女優の仕事で忙しい。5月から6月にかけては、松尾スズキ監督の映画「ジヌよさらば~かむろば村へ~」(来春公開)を撮影していた。また「あくまで『声優』だから、歌の披露にはディズニーの許可が必要」といううわさもある。6月10日発売の「女性自身」は、
「現在、日本で主題歌を正式に歌えるのはMay J.さんだけ」(映画関係者)
「実はいま、松さんの紅白出場が内々で進められているんです。NHKとしては、紅白の目玉にすべく『テレビ初披露』にこだわっているそうです」(音楽関係者)
「NHKは『アナ雪』コーナーを設け、声優陣を総出演させる演出も考えているそうです」(テレビ局関係者)
などと、紅白の隠し玉として歌うために「出し惜しみ」しているのだと報じている。