アフラックとの提携が日本のTPP交渉入りの「持参金」?
アフラックのチャールズ・レイク在日代表は、かつて米通商代表部(USTR)日本部長で、全米商工会議所の幹部としても日本郵政グループの金融業務などへの「民業圧迫」批判を繰り返してきた人物。そのレイク氏が、日本郵政との提携を発表した記者会見で「ウィン・ウィンの関係になる」と笑みを浮かべたのは記憶に新しい。
日本郵政の収益力を強化する目的だけなら、日本の生保などが販売する選択肢もあったはず。だが、西室氏はかつて日米財界人会議の日本側議長を務め、レイク氏とは旧知の関係。西室氏は、アフラックとの提携強化とTPPとの関係について明言を避けているが、日本の金融関係者からは「アフラックの件が日本のTPP交渉入りの『持参金』だったことは今や疑いもない」との声がしきりだ。