マクドナルド株、11年ぶり高値の不思議 売上高マイナス続いているのに、なぜ…

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「マクドナルド株は買いやすい」 NISAで初心者の投資が増えた?

   とはいえ、ここ最近のマクドナルド株の上昇が、サラ・カサノバ社長の手腕や収益回復への期待だけによるものとは思えない。マクドナルド株を保有している個人投資家に聞いてみた。

「マクドナルド株は、毎年6月末と12月末に向けて株価が上がり、7~8月と1~2月に安値を付ける傾向にあるんです。というのも、株主優待券ほしさに権利確定日に向けて買う個人投資家が多いからなんです」

たしかに、2014年の株価をみると、2月6日に年初来安値(2501円)を付けている。

   日本マクドナルドHDの株主優待は、マクドナルドで使える食事券(サンドイッチ、サイドメニュー、ドリンクの引換券が6枚ずつで1冊)で、100~200株の保有で1冊、300~400株で3冊、500株以上で5冊の食事券がもらえる。

   前出の個人投資家は「子どもがいる人にとっては便利。ハンバーガーはどんな種類でも、ポテトとドリンクはどんなサイズでもOK。一番お徳なのをチョイスしてLサイズを注文すれば800円くらいがこの券でタダですから」という。

   2014年は少額投資非課税制度(NISA)がはじまって、株式投資が初めてという人も少なくない。日本マクドナルドHDに限らず、外食業界は株主優待の内容が充実している企業も多く、「初めて株を買う人にとっては比較的買いやすい」といわれる。

   日本マクドナルドHDの株主も個人投資家が多いが、同社は13年と比べて「個人投資家が増えているかはわからない」としながらも、「(株価が高値水準にあるのは)NISAの影響があるのかもしれません」と話している。

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