W杯「日本勝利」後の渋谷交差点 日曜昼、人出が多いだけに混乱が心配

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厳しい通行規制なし、「DJポリス」も来ず

   日本代表がW杯ブラジル大会出場を決めた2013年6月4日夜も、多くのサポーターが渋谷に詰めかけた。警察側は「厳戒態勢」を敷き、通行規制も実施した。この時に有名になったのが「DJポリス」だ。サポーターを誘導する際に車上からマイクで「サポーターの皆さんは12番目の選手。ルールとマナーを守って今日の喜びを分かち合いましょう」「怖い顔をしたおまわりさんも心の中では日本代表のW杯出場を喜んでいるんです。どうかおまわりさんの言うことを聞いてください」などとユーモアたっぷりに呼びかけながら交通整理にあたった。その効果か、大きな混乱が起きることはなかったようだ。

   今大会の日本代表初戦が行われる6月15日は、日曜日の昼間という通常でも渋谷が混雑する時間帯だ。コートジボワールを撃破すれば1次リーグ突破の可能性が高まるだけに、喜びにあふれたサポーターが続々とやってくるだろう。試合開始時点から渋谷の飲食店などで観戦する人もいるかもしれない。大勢が集まる条件がそろっているうえ、当日営業の商店に配慮してか、1年前は行われた斜め横断通行禁止や一方通行規制、混雑緩和のためのう回ルート設定といった措置はとられない。飲食店や商店は、人の流れが妨げられないので集客が見込めると期待する声がある一方で、「客でない人がどんどん店内に入ってきたらどうしよう」と心配する向きもある。

   今のところ、日曜日にDJポリスは渋谷で警備にあたらないようだ。やや「緩め」の規制に、休日の渋谷駅前という状況下で、サポーターの「フェアプレー精神」が試される。

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