ツイッターにも「酒の宣伝かと思った」「恥ずかしい」
だが、韓国国内での評判は必ずしもいいものばかりではないようだ。ソウル新聞電子版は10日、「韓国酒文化テーマのサイミュージックビデオ『ハングオーバー』公開…ネチズン論議『おもしろく描写』VS『国会イメージ歪曲』」と題した記事を公開した。記事によると、国内からは「飲酒文化を具体的に表現していて、スヌープドッグさんが自然になじんでいる姿も面白い」という反応が多い一方で「韓国の飲酒文化を赤裸々に描写した」「韓国に対するイメージが一方的に歪曲されるのではないかと心配になる」といった反応も少なくないという。
実際に韓国人ユーザーのツイッターを見てみても「ハングオーバーのMV、お酒の宣伝だと勘違いしたのは私だけ?」「恥ずかしい。韓国の飲酒文化が居酒屋で酔っぱらってサイドテーブルのおばさんたちと二次会のカラオケに行って、抱きしめて踊るだなんて、情けない」などと、あまり歓迎しない声が複数上がっている。国外からの反応はさまざまで、YouTubeのコメント欄には「完璧だ…美しい…」「これはひどいな」と賛否の声が寄せられている。評価欄は、高評価約28万に対し、低評価が約8万となっている(10日19時半時点)。
PSYさんのMVといえば、2013年4月に発表した「GENTLEMAN」(ジェントルマン)でも議論を呼んだ。動画には「公共物を傷つけている」とみなされたものもあり、韓国の公共放送KBSは「放送不適格」として事実上の放送禁止処分にしてしまったと報じられていた。