ANA広報室「調査を行い、適切に対処」
ウェブサイトの記事が掲載されたのは08年で、ボーイング777型機の機長として大阪・伊丹空港~成田空港のルートについて案内していた。ANA広報室は書き込みをした人が現役機長だと認めた上で、
「調査を行い、適切に対処するとともに、引き続きコンプライアンスに関わる管理強化に努めて参ります」
とコメントした。
フェイスブックのページは「ファンページ」の色合いも帯びている。問題のコメントはほどなく削除されたが、コメント欄には発言を非難する声も相次いだ。
JALは10年1月に経営破たんし、官民ファンドの企業再生支援機構から3500億円の出資を受けた。機構は12年9月のJAL再上場でJAL株をすべて売却し、出資額の2倍近い額を回収してJALへの支援を終了している。ANAは一連の公的支援が「競争環境をゆがめた」などと主張している。