「朝日や毎日、リアリティなくても存在意義」 田原総一朗氏の持論に賛否両論

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   ジャーナリストの田原総一朗氏(80)がブログで展開している持論が話題だ。集団的自衛権の行使容認をめぐる議論で、朝日新聞や毎日新聞といった反対派の主張を「リアリティがない」と批判する一方で、「それでも存在意義がある」と主張しているのだ。

   ブログの内容が配信されている「ブロゴス(BLOGOS)」では、2014年6月8日のアクセスランキングで2位を記録。記事は100回以上ツイートされており、「一理ある」「お花畑」「リアリティがないのは産経」などと賛否両論だ。

「『国家が「悪魔」だと、とことん疑うメディア』が、ひとつくらいあってもらわなければならない」

   ブログの記事は6月8日に掲載。その中で田原氏は、各紙が立場を鮮明にして報じることは「健全なことだ」としながらも、反対派については

「『朝日新聞』『毎日新聞』『東京新聞』のこうした報道姿勢が、日に日にリアリティを失っていることもまた事実である」

と批判している。だが、仮にリアリティがなくても、戦争を知っている世代として、政府を懐疑的に見ることの重要性を伝えたいようだ。

「だが、『けれど』と思うことがある。僕たち戦争を知っている世代は、国家が平気でウソをつくのを目の当たりにしてきた。戦争に負けた瞬間、コロっと態度を変える大人たちを見てきたのだ。そのような経験をしてきた僕たちにとって、『国を信用』するのは非常に難しいことだ」
「『朝日新聞』『毎日新聞』『東京新聞』にリアリティがなくなっていることは、僕も認める。そうであっても、『朝日新聞』には『存在意義』があることも認めるのだ。たとえリアリティはなくても、『国家が「悪魔」だと、とことん疑うメディア』が、ひとつくらいあってもらわなければならない。戦争を知っている世代として、いまの若い人に伝えたいと思う」
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