「努力は必ず報われる」論争に明石家さんま参戦 「そんなこと思う人はダメですね、間違い」

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王貞治の持論は「努力が報われないことなどあるだろうか」

総選挙ミュージアムに掲げられていた稲田朋美氏の色紙
総選挙ミュージアムに掲げられていた稲田朋美氏の色紙

   さんまさんの発言に対し、ネット上では「すごく刺さった 妙に納得した」「まったくでございます」「さんまさん、カッコエエ」など、賛同や好意的な意見が多く書き込まれている。

   「努力は必ず報われる」論については、元プロ野球選手の王貞治さんが「努力が報われないことなどあるだろうか。報われない努力があるとすれば、それはまだ努力とは呼べない」と語っていた(安枝新伍さん著『野球魂―素顔の王監督』より)のを筆頭に、高橋みなみさんが2011年に行われた第3回選抜総選挙のスピーチで「努力は必ず報われると人生をもって証明する」と言ったのが評判となった。14年5月30日から6月15日まで東京・秋葉原にオープンしている「AKB48選抜総選挙ミュージアム」には、稲田朋美クールジャパン戦略担当大臣の「みんなで一緒に頑張れば必ず夢は叶う」と書かれた色紙が掲げられている。

   一方で、「そんなことはない」という意見も根強い。元NMB48研究生の原みづきさんは、結局正規メンバーに昇格できず12年4月にグループを離れる際、Google+で「努力は必ず報われるって憧れてる高橋さんが言ってたけど みづきはそうは思ってません」と反論していた。

   元陸上選手の為末大さんは13年10月、「努力で成功できるか」というテーマで連続ツイートを展開。

「成功をある程度成功率が高いものにおくのであれば、努力すれば夢は叶うと思う。でも五輪選手になるとか、かなり少ない席の話であれば誰でもできるわけではなくて、才能と、環境がまず重要だと思う」
「人生の前半は努力すれば夢は叶うでいいと思う。でもどこかのタイミングでそれを客観視しないと人生が辛い。努力すれば夢は叶う→叶っていない現在の自分→原因は自分の努力不足。努力原理主義を抜けられなかった人は、こんな自分を許せなくて何かを呪って生きていく」

と、「努力すれば報われる」論に縛られるべきではない、という考えを明かしている。

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