日本の納豆、中国ではなんでも治す「神の薬」? 「長寿の秘訣」「万病に効く」…

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日本でも「生活習慣病を防ぐ」と紹介

   そんな納豆だが、日本でも「生活習慣病を防ぐ」(全国納豆協同組合連合会のホームページ)などと紹介されている。

   たとえば、納豆の大豆タンパクに含まれる「水溶性ペプチド」には、血液中の糖の吸収を促す作用がある。また、「納豆菌の一部には、安定した芽胞のまま腸内まで生きて到達してビフィズス菌を増やし腸内環境を正常化する効果がある」と、整腸作用が見込めるとされる。

   さらには、納豆には骨の形成を盛んにして骨の破壊も防ぐ「ビタミンK2」が含まれていて、骨タンパク質の働きや骨形成を促進する効果がみられるとして、ミツカンの納豆「金のつぶ ほね元気」は厚生労働省の特定保健用食品としての認可を得ている。

   他にも肌がきれいになる、殺菌力や免疫力を高めるなどといわれていて、たしかに「健康によい」食品であるようだ。

   ある納豆メーカーによると、「納豆の売り上げが中国で伸びている話は最近よく耳にしますが、そもそも納豆メーカーは中小企業ばかりなので、自らが積極的に(中国に)売り込むようなことは聞いたことがありません。しかも『万病に効く』といって、サプリメントで売るとは、中国らしい話としか言いようがありません」と、呆れぎみだ。

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