イオン、「名実ともにNO1」へ大胆改革 首都圏食品スーパー連合とイオン、ダイエー店舗再編

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営業利益がセブン&アイの半分に過ぎないのが弱み

   イオンの2014年2月期連結決算は、売上高が前期比12.5%増の6兆3951億円とセブン&アイを7600億円上回った。ただ営業利益は10.1%減の1714億円とセブン&アイの半分に過ぎない。セブン&アイは、NO1コンビニのセブン-イレブンが稼ぎ頭。一つの地域に大量出店して徹底的に効率を追求するセブン&アイに対し、大型店が主力で、価格勝負のイオンは分が悪い。

   イオンは「アジア」「都市」「シニア」「デジタル」と4つの「シフト」を掲げ、消費者のニーズに応えることで成長に弾みをつけたい考えだ。2017年2月期には、売上高8兆円以上、営業利益2800億円以上を目指している。この目標は、2014年2月期のセブン&アイの営業利益に届いていないが、岡田社長の視線はもっと先にある。

   ずばり、質量ともに小売業トップだ。一連の改革が実を結び、「名実ともにNO1」を実現できるのか、岡田社長の経営手腕が試されている。

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