「なぜAKB襲った?やるなら政治家襲えよ」 握手会事件への「オタキング」発言が物議

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   2014年5月25日に行われたAKB48の握手会で起こった傷害事件から2週間が経とうとしているが、当面握手会などの接触イベントが延期されることが発表された上、被害者の1人の川栄李奈さんは6月4日に電話出演した番組で「まだ入院中」ということを示唆していて、心配の声は広がっている。

   そんな中、「オタキング(オタクの王)」として知られる岡田斗司夫さん(55)が事件について語ったことが、一部から反感を買ってしまっている。

「昔のテロリストだったら政治家とか狙ってたはず」

   話題の発言があったのは、岡田さんがニコニコ生放送で月1回動画配信している「岡田斗司夫ゼミ」6月号(14年6月1日配信)でのことだ。この回は「AKB襲撃事件を考える」というテーマだった。

   容疑者が「人を殺そうと思った。誰でもよかった」と供述していることを受け、岡田さんは容疑者が「この世に生きた証を残したい」という感情から犯行に及んだと考えたようで、「こういうこと言ったら問題になるんだろうなあ」と笑いながら以下のように語った。

「世間は俺を虐げてるとか無視してるとか、この世に生きた痕跡が残らないって思ってたら大きいことをしたくなる。男性はこの社会の中で自分が生きていた意味がない、オスとしての意味がないって思ったら絶望して、世界に対して復讐する。この犯人も多分、自分の男らしさをこじらせたんだと思う。今回の事件が特殊なのは、この男に見えている世界がきわめて狭いんだってこと。昔のテロリストだったら、政治家とか評論家とか、文化的なスターとかを狙ってたはず。可能な限り社会的に影響が大きいものを狙う。それであれば、なぜそれがAKBだったのか?彼の想像力がそこまで貧困で狭かったのかっていうのがぞっとする。彼に起こりうる最高のテロリズムが政治とかスポーツとかじゃなくて、弱者にかなり近い、AKBっていう枠を作らなきゃ売れないような、アイドルの中でも個々人としてみたらかなり弱い、肉体的にも劣っている女の子をのこぎりで襲うっていう、何かでかいことしたいって言う割にはやろうとしてることはせこいなって。お前の中の男はそれでいいの?やるんだったら政治家襲えよっていう(笑)」
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