中古車もネットで買う時代がやってきた アマゾンが参入、大手ガリバーなども動き出す

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オートバックスも「検討中」

   国内の中古車市場は、2013年の販売台数で前年比横ばいの約700万台(日本自動車販売協会連合会など)。中古車を購入したい人はこれまで、インターネットで価格などの情報を入手したうえで、実際の店舗を訪ねて購入するケースがほとんど。

   また、中古車のネットオークションなどでは、納車後にトラブルになるケースが少なくなく、「実物を見たいという人は多い」との指摘もある。

   とはいえ、中古車のネット販売は進みそうだ。アマゾン・ジャパンはネクステージ以外の中古車販売業者の取り扱いについて、「将来的には拡大もあり得る」という。「まず現在のスキームがきちんと軌道に乗るかどうか見極めたい。車種の拡大なども、いまはクレジットカードでの決済の範囲で設定しているので(輸入車などの)高額な車種は展開しないが、これも見極めてから考えたい」と話している。

   また、中古車販売大手のガリバーインターナショナルも「現在構想中で、取り扱いに向けて動いているところ」と、前向き。「消費者がネットを使って商品を探して、出会い、購入するケースが増えています。クルマも例外ではないと考えていて、(ネットを)人とクルマの新しい出会いの場とみています」と話す。

   同社は2018年までに800か店(14年2月時点で417か店)に店舗網を拡大する計画があるが、「ネットと実店舗の両方を接点にしていきたい」という。

   カー用品から中古車販売までを取り扱うオートバックスも、「検討中」だ。

   ネット販売の利用者には若者層が多い。一方で、軽自動車などの中古車の価格は比較的安いので、「マッチングの機会は増える」とみている。

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