栃木・女児殺害容疑者、「ロリコン・猟奇趣味」の素顔とは 元義父が「怪しい」と指摘したら、母親「黙ってろ」と怒る

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   栃木県今市市(現日光市)の女児殺害事件で、逮捕された勝又拓哉容疑者(32)の自宅から、ロリコン・猟奇趣味のものが多数見つかったと報じられている。ナイフなどを多数所持していたともいい、その素顔が徐々に分かってきた。

   発生から8年半経って事件が急展開したのは、勝又拓哉容疑者宅からビデオ画像が発見されたことだった。

ナイフマニアだったといい、多数所持

   栃木県警などでは、別事件の家宅捜索で押収したパソコンを解析し、消されていた画像を復元した。すると、殺害された吉田有希ちゃん(当時7歳)とみられる少女の遺体が写っていた。上半身の画像は不鮮明で、県警などがさらに鑑定を進めている。

   さらに、報道によると、有希ちゃんが行方不明になった場所と遺棄現場近くの高速インターに設置されている防犯カメラに、勝又容疑者が所有していた白いセダン車が写っていた。これは、最新の映像解析技術を駆使して分かったという。

   こうしたことが、逮捕の決め手になったというのだ。つまり、点と線がつながったような形ということらしい。

   勝又容疑者は、犯行の具体的な供述も始めているという。有希ちゃんとは面識がなかったが、いたずら目的で拉致し、いったんは車で自宅に連れ去った。その後、遺棄現場方面の山の中で車を運転していると、有希ちゃんが騒いだため、胸などを刃物で何度も刺した。凶器は山中に捨てたといい、警察が捜索を続けていると報じられている。

   勝又容疑者は、偽ブランド品販売でともに逮捕・起訴された台湾出身の母親(55)と暮らし、骨董市出店の手伝いをする以外は、自宅でパソコンに興じていたという。そのパソコンからは、児童ポルノや猟奇趣味の画像データなどが多数見つかったと報じられた。また、ナイフマニアだったといい、多数所持していたことも分かっている。

町内会に顔出しし、女性にももてるタイプ?

   報道によると、勝又拓哉容疑者の家族は、早くから勝又容疑者が怪しいとみていたという。

   勝又容疑者の元義父(63)は、事件発生翌月の2006年1月には、その様子を不審だと感じた。ロリコン趣味といったことは知っていたが、遺棄現場周辺の道にかなり詳しく、車の中で刃渡り20センチぐらいの短刀を持っているのも目撃したからだ。そこで、この月のうちに、勝又容疑者が怪しいと警察に通報までしていた。

   母親に勝又容疑者が怪しいと明かすと、この母親は「黙ってろ」と怒ったともいう。

   フジテレビ系ニュースによると、元義父は、事件の2年後に勝又容疑者の関係者が複数のランドセルを処分していたとも証言している。勝又容疑者のアカウントとみられるツイッターでは、13年7月30日に「ランドセルはよ!!実装はよ!スク水+ランドセル、最強な組み合わせ!!実装したら本気出す!」とつぶやいており、ランドセルなどに強い関心があったらしい。

   勝又容疑者は、子供のときは日本語に不自由し、友達も少なく、中学卒業後は、引きこもりがちだったと報じられている。時々カッとなるなど切れやすかったともいい、そうした性格が犯行につながった可能性はあるようだ。とはいえ、勝又容疑者は、町内会に顔出しし、女性にももてるタイプだったともする報道もあり、その素顔はまだナゾのところが多い。

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