メンバーのSaoriさんが「殺気だってる。オリコン一位取っても、国立競技場でライブしても、こんな気分になるのか」などとツイートしたことが最近話題になったバンド「SEKAI NO OWARI(セカオワ)」メンバーの発言が、また波紋を広げている。
今度はボーカル&ギターを務めるFukaseさんが、自分たちの音楽のオリジナリティを説明する中で、ギターを使っている他のバンドを批判するようなコメントをしたことが注目を集めているのだ。ネットでは「腹立つ」「他バンドを見下すな」の声も上がっている。
「イギリスのロックを真似してるような音楽やってたら、長い間残らない」
話題になっているのは、音楽情報サイト「EMTG MUSIC」に2014年4月8日に掲載された、シングル「炎と森のカーニバル」発売記念のインタビューだ。
この曲では花火の音をリズム音として使っているという話の流れで、インタビュアーが「そういう音の探求まで含めて、SEKAI NO OWARIの日常になってる感じがしますね」と振ると、Fukaseさんがこう答えた。
「そうですね。結構、外界に触れないでここまで来たから。他のバンドを見てると、『今時、まだギター使ってんの?』とか思うし、『まだギター・ロックやってるんだ?』って思うし。自分たちはそれとは全然違う方向性だから、何とも思わないけど……でも、俺は寂しがり屋だから、自分の音楽がずっと残っていったらいいなと思う。イギリスのロックを真似してるような音楽をやってたら、長い間残ってくれないだろうなと思うから。『自分らしさ』って何だろう?っていうのを追求して、未来永劫残ってくれるものを作っていくためには、やっぱりオリジナリティが不可欠で。でも、奇を衒ってるだけでは人の心は掴めないんで。俺たち自身が楽しんで『いいね』って言いながら進んでいくことが重要なのかなと思ってやってますね」