日本経済団体連合会の第13代会長に東レの榊原定征会長(71)が、正式に就任した。2014年6月3日午後に開いた定時総会で決まった。2期4年務めた、住友化学出身の米倉弘昌前会長(77)に続き、2代連続で化学メーカーからの選出となった。
榊原新会長は定時総会での就任あいさつで「日本経済再生への大きな鍵はイノベーションだ。技術立国の原点に立ち戻り、企業のダイナミズムを取り戻す」と語った。
また、総会には安倍晋三首相も出席。榊原新会長は、これまでの経団連と安倍政権の関係がぎくしゃくしていたことを念頭に、「政治との連携を一段と強める」と強調した。